孤独とは。我が闇と汝が光の掛け合わせで生まれた空間は“無”という。そこには恐怖も希望もなく、ただ空気があるだけだとも。 我が闇の陰の力を光が殺し、光が陽の力を我が滅した。 虚無感に近い白色を圧し並べたそこに何を求めろというのか。 自らの影さえ映らぬ世界に、果たして安息はあるのか。 我らの申し子よ。お前は在ってはならぬのかもしれぬ。 しかし、申し子の力を消すことは、我には不可能だ。 永遠の孤独を彷徨うが良い。 お前の“無”は、“虚無”の無だ。それを忘れるな。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 虚無感抱えて生きる者。さりとて希望も捨てられず。 |